Welcome to Multisesory Cognitive Design Laboratory 2月 21, 2022 多感覚・認知デザイン研究室へようこそ人間は食品をどのように味わうのだろうか?このように問われると、“味覚・嗅覚を使って”、と答える方が多いでしょう。しかし、わたしたちは口に物を入れる以前に、既に"それを口に入れるかどうか"という重要な決断を行っています。これには視・聴・触、内臓感覚などからの情報に加え、食品のブランド、安全性、嗜好、同席者との関係などの数々の要因が絡み合います。さらに食品を口に入れて以降も味や香りだけではなく食感(触感)や温度をも含めて多感覚の情報を統合します。このように"食"をはじめとした日常生活の中に、個々の感覚の分析をこえた心理学的な検討課題がつまっています。本グループのミッションは、こうした知覚・感情・コミュニケーションまでも内包する人間の活き活きとした食や、日常生活、サイバー空間内で生じる現象や行動を科学的に記述し、それに関与する変数を解明することすることです。さらに、これらの研究によって生まれた知見をひろく発信し、人々の生活・ウェルビーイングに役立てることを目指しています。(yw)