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1月, 2023の投稿を表示しています

二期生の卒研発表会を実施

  2022年度 和田・佐々木ゼミ卒研発表会 日時:2023年1月12日13:00~16:10 卒研タイトル: 食品の成分表示と食事制限状態による不健康イメージのある食品に対する罪悪感への影響 女子大学生におけるシーンごとの理想のボディイメージと痩せ願望 飲食の有無が、咀嚼音による快・不快に与える影響 ストローの材質と色がコーヒーの評価に及ぼす影響 人が食品画像を見た時感じるシズル感に食品の高さと撮影角度は関連性しているのか 顔の絵文字と形態を利用したチョコレートの食味の視覚表現 レモンとバニラの香りが精神テンポに与える効果 山椒の香りが出汁の味わいに与える影 嗅覚刺激による味覚キャンセルについて~ピーマンの苦味を相殺するには~ 魚臭の提示によるビーフジャーキーの食味変容

研究員が日本基礎心理学会優秀発表賞を受賞

 千葉大学にて開催されました 2022 年度日本基礎心理学会第 41 回大会のポスター発表に対して「日本基礎心理学会優秀発表賞」が授与されることになりました。 受賞者: 西田勇樹 大会名:日本基礎心理学会第41回大会 大会日程:2022年12月2日~12月4日 会場:千葉大学西千葉キャンパスけやき会館 大会URL: https://www.jps2022.com/ 発表日時:2022年12月3日13:00~15:00 発表タイトル:一緒にならぶとおいしそうに見える:チキンマックナゲット®における チアリーダー効果の検討 発表者:西田勇樹1),江口更紗1),櫻井美穂1),田中優衣2),和田有史1)     (1)立命館大学,2)日本マクドナルド株式会社) *本研究は2021年度立命館大学食マネジメント学部卒業研究の結果に実験分析を加えたものです。研究実施に当たり日本フードサービス協会、科研費基盤研究(A)「 おいしさを形成する多感覚統合の解明」(研究代表者:和田有史)の助成を受けました。

肉肉カンファレンス(オンライン):我々はなぜ肉を食べるのか? -我が国の歴史と精神、代替タンパク質から紐解く-

 肉肉カンファレンス:我々はなぜ肉を食べるのか? -我が国の歴史と精神、代替タンパク質から紐解く- 期日:2023年2月22日13:00~17:30 申込サイト: https://www.ritsumei.ac.jp/events/detail/?id=1275&fbclid=IwAR1ONxjc7QfxbAloe8HuczfxmRcCJ7J5r95uFCeqiUwnHdySfSpi96ZeaXE 企画趣旨 人類は有史以前より、肉からタンパク質を摂取してきました。それは我が国においても例外ではありません。畜肉を食する習慣がひろまったのは明治以降ですが、肉食が禁忌であった時代でも、肉食が途絶えたことはありません。現在、世界的な人口増加による食糧不足が懸念されており、現在の生産方法では全人口の需要を賄うだけのタンパク質生産が困難な状況になっていると言われています。また畜産が環境に与える影響も懸念され、「次世代タンパク質」が注目され様々な議論が沸き起こっています。その中心は植物性食品、代替肉、環境問題などの技術的な問題です。未来のタンパク質の摂取はどのようになっていくのでしょうか?お肉が大好きな私たちにとって、肉食がそんなにいけないことなのか、と思うと悲壮な気持ちになります。なぜ私たちはこんなにお肉を欲するのでしょうか?栄養摂取を超えたその精神的な意味があるのではないでしょうか?今回の肉肉カンファレンスでは、肉食、そしてタンパク質の摂取とは私たちにとってなんなのか、その精神的な意味を紐解きたいと思います。 今回はそのために、4件のご講演をプログラムしました。まず、我が国における肉食の歴史について、その文化的背景も踏まえつつ、歴史学者である鎌谷かおる先生に概説してもらいます。さらに、古くからの猟場である水無瀬において狩猟し、調理する宮井一郎シェフに、現在における狩猟の意義についてお話しいただきます。石川伸一先生には肉食・畜産の現状と未来のタンパク質摂取の展望をご紹介いただきます。さらに肉食・禁忌、代替たんぱく質の摂取についての精神的な意味を大阿闍梨 光永圓道様にお話しいただきます。これらの講演とディスカッションを通して、私たちにとって、肉食・蛋白質摂取とは何なのかを、過去・現在・未来・精神から紐解き、より豊かな未来の食の在り方を議論します。

立命館大学シンポジウム(オンライン):五感統合とnew essential ―分子・認知・工学の融合が導く未来のウェルビーイングー

五感統合とnew essential ―分子・認知・工学の融合が導く未来のウェルビーイングー 開催日:2023年2月21日(火)10:00~ 申込サイト: https://www.ritsumei.ac.jp/events/detail/?id=1274 企画趣旨 未来のウェルビーイングに寄与する五感によるnew essentialの可能性を見出すことを目的とする。五感統合と食行動研究のエキスパートである和田を中心に、嗅覚の分子生物学(東原) と認知脳科学 (小早川)、五感統合 (鳴海) と身体拡張(稲見)を実現する情報学工学、身体DX (持丸)のエキスパート、さらにフードテックのエバンジェリスト (石川)を招き、真の五感統合の解明と応用によって導き出されるnew essentialの可能性とそれが導くウェルビーイング、それを実現する学術変革の必要性について議論する。 近年、情報工学が著しく発展し、認知科学をバックグラウンドとして時空を超えたコミュニケーションや身体・認知能力の拡張の試みがなされてきた。Withコロナ時代のnew normalの生活様式においてこうしたデジタル技術は、今後の人類の活動とウェルビーイングに不可欠な新たな生活必需品(new essential)となるだろう。その一方、化学感覚(味嗅覚)を巻き込んだ真の五感世界のnew essentialについてはほぼ未踏の領域である。化学感覚を巻き込んだ五感統合と拡張を試みるためには食行動(eating)が深く内包されており、分子生物学や食品工学、文化人類学との融合が必須である。