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9月, 2023の投稿を表示しています

「匂い物質提示装置」の特許を取得しました

 特許番号:7343161号 発明の名称:匂い物質提示装置 特許権者:学校法人立命館 発明者:和田有史・天野祥吾・鳴海拓志・小林正佳・小早川達 出願番号:特願2019-165854 出願日:令和1年9月12日 登録日:令和5年9月4日 概要:一方の鼻孔にパッキンをしてふさぎ、その中心を通したカニューレから香気成分を呼吸に連動させて提示する装置。吸気とともに匂い物質を提示する場合は前鼻腔嗅覚、呼気とともに提示する場合は疑似的に後鼻腔嗅覚を提示できることが期待される。 関連研究: Shogo Amano, Takuji Narumi, Tatsu Kobayakawa, Masayoshi Kobayashi, Masahiko Tamura, Yuko Kusakabe, Yuji Wada* (2022).  Odor-Induced Taste Enhancement Is Specific to Naturally Occurring Temporal Order and the Respiration Phase , Multisensory Research, 35, 537-554. Shogo Amano, Takuji Narumi, Tatsu Kobayakawa, Masayoshi Kobayashi, Masahiko Tamura, Yuji Wada* (2022). A new technique to synchronize breathing with aroma presentation via the nostril , Transactions of the Virtual Reality Society of Japan, 27 (1), 109-119. 角谷雄哉・鳴海拓志・小早川達・河合崇行・日下部裕子・國枝里美・和田有史* (2019). 呼吸と連動した醤油の匂い提示による塩味増強効果 , 日本バーチャルリアリティ学会論文誌 24(1), 77-82. Yuya Kakutani, Takuji Narumi, Tatsu Kobayakawa, Takayuki Kawai, Yuko Kusakabe, Satomi Kunieda, Yuji Wada*, (2017), Taste of br...

日本心理学会第87回大会でポスター発表とシンポジウムを行いました

  大  会: 日本心理学会第87回大会 開催日程:2023年9月15日~17日 場  所:神戸国際会議場・神戸国際展示場・ハイブリッド シンポジウム [SS-033] 呼吸と認知 2023年9月17日(日) 09:00 〜 11:00 企画代表者(Representative Organizer):本間 元康1 話題提供者(Speaker):本間 元康1、政岡 ゆり1、和田 有史2、水原 啓太3,4 司会者(Chair):本間 元康1 (1. 昭和大学、2. 立命館大学、3. 大阪大学、4. 日本学術振興会) ポスター [2A-045-PH] 動物性および植物性食品の喫食による満足感の検討 *西田 勇樹1、櫻井 美穂1、石川 倭士1、富 研一2、平垣内 一子2、齋藤 努2、佐藤 亮太郎2、和田 有史1 (1. 立命館大学、2. 不二製油株式会社)

みんなの脳世界~ニューロダイバーシティ展2023~に出展しました

 イベント名: ちょっと先のおもしろい未来 -CHANGE TOMORROW- 展示名: みんなの脳世界~ニューロダイバーシティ展2023~ 開催日:9月17日(日) 13:00~18:00、9月18日(月祝) 11:00~18:00     *和田研は18日のみ出展 場所:東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー 東京都港区海岸1-7-1ウォーターズ竹芝 東京都港区海岸1-10-30 入場料:無料 *プレスリリースページは こちら 主催: B Lab 出展メンバー:西田(PD)・川村(D1)・山﨑(B3)・和田 (PI) 要旨: 甘い形と苦い形 ー風味の視覚化ー Does the Form look Sweet or Bitter? -Flavor Visualization- 味覚や視覚は全く違う感覚ですが、私たちは食べ物の風味にも視覚的な形態にも共通の印象を感じることがあります。その印象を通じて、味嗅覚で感じる食品の印象を抽象的な形で表現できるし、感じ取ることもできます。しかし、同じ食品でも全く違う味になってしまったら、印象も変わってしまうのでしょうか?実際に体験してみましょう! Gastation and vision are completely different senses, whereas we can feel a common impression both in flavor and visual form. If this is the case, visual form can express flavor by medium of impression. BTW, if the identical food tastes completely different, does that change our impressions of the food? Let's try it! プロジェクトメンバー: 浅田 一憲(株式会社ハウディ 取締役会長/ViXion株式会社 取締役会長) 安藤 良一(超人スポーツプロジェクト ディレクター/AXEREAL株式会社 代表取締役社長/情報経営イノベーション専門職大学 超客員教授) 石戸 奈々子(B Lab 所長/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授) 伊藤 穰一(千葉工業大学 学長/...

心理学評論に論文が掲載されました。

著者:和田有史・高橋拓児・門上武司・石田雅芳 出版年:2023 タイトル:食の心理学と芸術としての食 雑誌:心理学評論, 66 (1), 50-60. 特集:アートと心理学 (編集:高橋康介・和田有史・北川智利・蘆田 宏) 巻号頁:66 (1), 50-60. 心理学評論URL: http://www.sjpr.jp/ 要旨:心理学はかねてより芸術と食に深くかかわってきたが,芸術としての食については未踏の領域である。その理由はそもそも食が芸術とみなされてこなかったことにある。近年,ガストロフィジックスとして食についての多感覚知覚研究がシェフや消費者に知られるようになり,ファインダイニングのシェフの創作活動にも影響を与えるようになった。多感覚知覚であることをはじめとして,食と他の芸術との共通点が見出されつつある。それらの共通点についてはこれまでの食の心理学でも検討されてきており,VRや新しい食体験の創造に心理学は貢献しつつある。その一方,美食についての心理学的研究については今後方法論も含めて検討する必要がある。その手がかりとして,本稿では料理人と食ジャーナリスト,心理学者の美食についての対談を掲載する。 Abstract: Psychology has long been deeply intertwined with the arts and with food, but food itself as art remains unexplored. One important reason for this oversight is that food has never been regarded as art. Recent experimental research on the multisensory perception of food, which is known as gastrophysics, has begun to attract the attention of chefs and consumers and to influence creativity in fine dining. Furthermore, food shares common factors, including multisensory experiences,...

第29回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会で連名のポスター発表しました

発表者:木村敦, 山口浩平, 和田有史, 松田結花子, 相ヶ瀬雅之, 小林奈津美, 玉木香菜, 玉木一弘 発表年月:2023年9月3日 タイトル:食堂の絵画は高齢者の食事摂取量に影響を及ぼすか?  発表学会:第29回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 発表番号: P3-03 会場:パシフィコ横浜ノース

専門研究員の募集

募集の背景 ⽴命館⼤学は、2030年代にグローバル社会で通⽤する新たな社会共⽣価値を提起する次世代研究⼤学の確⽴を⽬指しています。その一環として立命館大学認知デザイン研究室では、食を中心とした認知科学研究を推進し、人文科学・社会科学・心理学を中心とした人間の心と食の関りにフォーカスする世界的にもユニークな食研究の拠点の創設を目指している。 そこで、公的研究課題や企業との共同研究を行い、認知科学研究を積極的に促進する。 https://rara.ritsumei.ac.jp/ 仕事内容・職務内容  知覚・認知を中心に科研費課題や企業との連携など幅広い活動に関わります。実験・調査の立案,実施,データ解析,学会発表,論文執筆等を行います。学内外の研究者、ゼミ生・大学院生と協力して研究活動を実施し、ラボの運営のサポートも行います。  新しい研究分野への挑戦や、社会との連携に意欲を持った方を歓迎します。 配属部署 BKC社系研究機構 種職 研究員・ポスドク相当 研究分野 人文・社会 - 実験心理学・情報通信 - 知能情報学 給与 年額年俸は3,240,000円~3,960,000円です。業務経験、および研究実績などを勘案し、本学規定の等級に基づき決定します。 年度途中で雇用するときの年額本俸は、年額本俸の月支給額に雇用期間の月数を乗じた額とします。ただし、月途中で雇用するときの当該月については、日割で支給します。 勤務時間 就業時間 : 09:00-17:30 休憩時間 : 11:30-12:30 休日 : 日曜日および土曜日、国民の祝日に関する法律に規定する日、年末年始12月28日から1月5日まで、創立記念日(5月19日)、その他の臨時休業日 時間外勤務、その他説明 : 専門業務型裁量労働制を適用します*。 上記に示した就業日や勤務時間等を基本とし、専門研究員の裁量で決定することができます。ただし、研究会実施等の休日の業務が発生した場合には出勤する必要があります(代休を取ることができます)。深夜勤務および休日出勤は原則認めません。 *「専門業務型裁量労働制(労働基準法38条の3にもとづく制度) 業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量に委ねる必要がある業務を定め、その業務に就いた場合、あらかじめ定めた時間(本学では7.5時間)働いたとみなす制度。 ...

共著論文がClinical Interventions in Agingに掲載されました

論文タイトル:Exploring whether weight-related cues affect food intake in older adults with dementia 著者:Atsushi Kimura, Kohei Yamaguchi, Haruka Tohara, Yusuke Sato, Naoko Sawada, Yasuhide Nakagawa, Yukako Matsuda, Motoharu Inoue, Yuji Wada, Kazuhiro Tamaki 掲載誌: Clinical Interventions in Aging  (IF=3.8) 掲載年: 2023 巻号頁:18, 1453-1461. DOI: https://doi.org/10.2147/CIA.S417254 要旨:Purpose: Past research has shown that exposure to the image of a slim person reduces food consumption among young adults. However, it remains unknown whether this paradigm could be adapted and applied to increase food intake among older adults with dementia by exposing them to the image of a higher-weight person to mitigate weight loss and malnutrition. The present study explored whether weight-related visual cues affect the amount of food consumed by older adults with dementia. Participants and Methods: In the experiment, twenty-one elderly people with dementia living in a nursing home were visually exposed to one of ...

2023年 官能評価ワークショップで講義します

2023年 官能評価ワークショップ(初級ワークショップ) 概要:一般社団法人日本官能評価学会主催による企画です。官能評価の実践経験の浅い、これから本格的に取り組もうとする研究・技術者の方を主な対象として、官能評価の基礎を学ぶ機会です。講義では当該分野のトップ研究者が官能評価の基礎を解説。実験では、受講者の方々自らが味覚・嗅覚・視覚についてそれぞれの感覚の体験を通して、感覚測定手法や測定上の注意点などを習得する。 日時:2023年10月7日(土) 場所:オンライン形式(Zoom) 定員:50名限定(定員になりましたら締め切らせていただきます) プログラム(予定) 09:55~10:00:ガイダンス 10:00~10:40:官能評価の基本 飯田文子(日本女子大学) 10:45~11:25:実験のやり方では何が大切か 和田有史(立命館大学) 11:30~12:10:評価手法・尺度の考え方 井上裕光(千葉県立保健医療大学) 13:00~13:05:オンライン実習についての説明 13:05~14:00:自分の感覚を測ってみよう 視覚 増田知尋(文教大学) 14:05~15:00:自分の感覚を測ってみよう 味覚 笠松千夏(お茶の水女子大学) 15:05~16:00:自分の感覚を測ってみよう 嗅覚 大森雄一郎(長谷川香料株式会社) 16:00~16:05:ラップアップ 申し込みサイト: https://www.jsse.net/event/wshop/