フードテックによる製品開発支援事業セミナー
香りと味の相互作用
講演者 講演1:小早川 達、講演2:和田 有史
講演内容 【講演1】
「味」とはなんですか?~味への認知科学からのアプローチと応用~
講師:小早川 達
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
人間情報インタラクション研究部門 身体情報研究グループ 上級主任研究員
「味」の知覚・認知は食において大きな役割を果たしているが「味」が「味覚」と等価ではないことは意外と知られていない。本講演では「味」における味覚・嗅覚の関係を心理物理的な手法、脳機能計測の結果を元に論ずる。また最近携わっている口腔内のフレーバーリリースの見える化、ビッグデータを用いての日本人の嗅覚マップなどの話題も取り上げたいと思う。
【講演2】
食における五感の相互作用とその拡張
講師:和田 有史
立命館大学 食マネジメント学部
認知デザイン研究室 教授
現在の認知科学は、我々の認識が複数の感覚情報が統合されて形成されることを支持している。まず、その基本的な概念を紹介し、味嗅覚を中心として食における感覚間相互作用のあり様、そしてそれを拡張する情報技術や新食品開発にどのように認知科学が貢献していくかを議論する。
開催日時 2024年1月25日(木)13:30~15:40
参加費 無料
申込締切 2024年1月18日(木)17:00
主催 (地独)東京都立産業技術研究センター 食品技術センター
会場 ZOOMウェビナー