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日本基礎心理学会第43回大会においてシンポジウム、オーラル発表、ポスター発表を行います

大会名:日本基礎心理学会第43回大会

日時:2024年11月29日(金)〜12月1日(日)

会場:人間環境大学松山道後キャンパス (〒790-0825  愛媛県松山市道後樋又9-12)

URL:https://sites.google.com/view/jps2024/top


若手オーラルセッション:

日時:2024年11月29日13:30‐18:00

3D空間の視覚要約統計表現に対する近刺激の役割

竹林ひかり


ポスター発表:

日時:13:00~15:00

P2-15 動物性食品と植物性食品における摂食時の感覚的特性の計測と評価:ビーフシチューを試料とした検討 

〇西田 勇樹  立命館大学 虻川 はづき 立命館大学 富 研一   不二製油株式会社 和田 有史  立命館大学 

シンポジウム

『心理実験の幅を広げる新しい技術』

 日 時:2024 年 12 月 1 日(日)9:30〜11:30

 場 所:松山道後キャンパス 講義棟5階 講堂

 企画・司会:原澤 賢充 先生(NHK放送技術研究所)

 話題提供者:

  前澤 知輝 先生(筑波大学)

  中村 純也 先生(豊橋技術科学大学)

  和田 有史 先生(立命館大学)

企画趣旨

 これまで知覚や認知の実験心理学で用いられていた装置の定番と言えば暗室・PC・ディスプレイ・キーボードといったものでした。しかし近年はこういった「よくある」構成を外れたちょっと変わった装置や技術による心理実験を目にする機会が増えてきたように思います。このシンポジウムではそういった装置や技術を使って心理実験をされている先生方にそれぞれの技術・装置をご紹介いただき、「そんなやりかたがあったのか」「そういう装置を作れるのか!」という気付きとともに基礎心理学実験の射程を広げることを目指しています。

前澤 知輝 先生(筑波大学)

『VR用視覚呈示装置を用いた認知心理学実験』

 近年、VR技術を活用した心理学実験が注目されている。メタバースを含む仮想現実空間を対象とした研究が盛んに行われる中で、その視覚呈示装置(ヘッドマウントディスプレイ)は、単なる3DCGの呈示を超えて、視線や姿勢の計測を伴う認知心理学実験への応用も期待されている。こうした実験において収集可能なデータの種類や、その具体的な活用事例について紹介する。

中村 純也 先生(豊橋技術科学大学)

『VR HMDと足裏振動装置によるバーチャル歩行体験の生成』

 本発表では、足裏振動や視覚的な刺激提示を用いて、座位や仰向け姿勢でも実現可能な「バーチャル歩行体験」への取り組みについて紹介する。HMDで提示可能なバーチャル環境、足裏振動刺激や独自開発の足裏刺激装置などを取り上げ、開発した装置や採用した技術、実際の実験やその効果について掘り下げる。

和田 有史 先生(立命館大学)

『鼻腔内の気流を制御し、呼吸と食味の関係を探る』

 食品の「あじ」は、味覚だけでなく鼻孔や口腔からの香気成分による嗅覚の影響を受ける。鼻呼吸下での食味評価では、呼吸による気流と嗅覚は不可分であった。我々は独自に開発した嗅覚ディスプレイにより呼吸タイミングと鼻腔内の香気成分を含む気流を制御し、食味の分解と再統合を目指した。本シンポジウムではこの取り組みの成果について紹介する。