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なんてことないお雑煮、和田家風
清水に育って何の変哲もないしょうゆベースのお雑煮を食べている、と思っていたが鰹節と青のりをかけて食べるのはどうやらなかなかの個性らしいと知ったのは大学院生のころ、正月の支度を群馬出身の現パートナーとしてから。「お雑煮作るから青のり買わなきゃ」、というのがおかしいと(笑)住むところが変われば、微妙に材料も変化して独自のものになっていく。世田谷に住んでいたころは桜上水の義仲という鶏料理屋さんで大みそかに鶏出汁をくれたので、それと鰹出汁のダブルスープ的なものに。餅は関東の影響で焼くようになった。今は鴨ロース蒸し煮を作るときの副産物の煮汁とロースにくっついてくる袖の部分を使って鰹出汁とあわせる。鴨の出汁と脂がいいんだわ。具には蒲鉾と鴨の袖、そして小松菜、薬味に三つ葉と柚子の皮。あとのせの鰹節と青のりは外せない:-)日本酒と。
- 利尻昆布と鰹の出汁をとる
- 鴨ロース蒸し煮の煮汁をあわせ、鴨の袖を煮る
- 醤油などで味を調える
- オーブンで軽く膨らむまで焼いた餅を投入して少し煮る
- 器に餅と汁、袖を盛って、かまぼこ、茹でた小松菜、柚子の皮をのせる
- 鰹節と青のりを好きなタイミングでのせて味変する
いえめし手帖